【アラド戦記】バッファーはどのキャラが強いのか

2023年2月現在、バッファーは3キャラクター存在する。
男プリーストのクルセイダー(男)、女プリーストのクルセイダー(女)、女メイジのエンチャントレス。

いずれも戦う能力は低いが仲間を強くする能力を持つ、いわゆるバッファー(支援職)と呼ばれている職業である。

この記事ではどのバッファー職が強いのか?という疑問に対する考察をまとめたものである。


調べようと思ったきっかけ

23年2月8日から開始したイベント「スペックアップ!超ブースターオン!」で男クルセと女クルセのそれぞれ2体目(サブ)を育成することにした。

もともと育てていたエンチャントレスのサブキャラも含めて、バッファー3キャラでイスフィンズ1段階にパーティで挑戦したところ、
エンチャントレスだけ、やたら攻略に時間がかかってしまった。

もちろん、パーティメンバーのキャラクターの強さや各プレイヤーの操作(プレイヤースキル)によって攻略時間や攻略難度は変わってくるが、
どうしてもエンチャントレスが弱く感じてしまう。

105レベルエピックは妥当なものを付けているし、冒険者名声値もクルセイダー男/女とさほど変わらないのに、
なぜエンチャントレスだけやたらキツイのだろう?という疑問から、どのバッファー職が強いのか調べてみることにした。


各バッファーの特徴

各バッファーの特徴を紹介する。
中級者以上であればだれでも知っている内容なので読み飛ばしてもらっても構わない。

【クルセイダー男】

パーティメンバーを1人ずつ強化していくことが得意なバッファー。

体力または精神の高いほうの数値を参照してバフスキルの効果が上昇する。

一部のバフスキルの対象が単体のものがあるため、
パーティメンバー全員にフルバフをかけるのには時間がかかるデメリットがある。

立ち回りの基本は、2次覚醒スキルの「ディバインパニッシュメント」を使って、
自身の体力/精神を底上げした上で各種バフスキルを味方に使う。

ディバインパニッシュメント」は時間経過で効果が消滅するが、
Lv70スキルの「ディバインフラッシュ」を使用することで効果適用時間が延長するため、
効果を切らさないように「ディバインフラッシュ」を定期的に使用する。

パーティメンバーの蘇生(復活)は、事前に自動復活バフ「生命の源泉」をかけることで対応する。
パーティメンバーが死亡してから蘇生することはできないが、
事前に生命の源泉バフをかけていれば、死亡後に自動で一定量のHP/MPを回復して蘇生される。


【クルセイダー女】

パーティメンバーを全員を同時に強化していくことが得意なバッファー。

知能ステータスを参照してバフスキルの効果が上昇する。

クルセイダー男と比べると各種バフスキルの対象がパーティメンバー全員にかかったり、
マップ上の広い範囲の味方にバフがかかるなど、離れた仲間に同時にバフをかけることが得意。

立ち回りの基本は、「勇猛の祝福」、「守護の祝福」を使用し、
効果時間を延長させる効果のある「グランドクロスクラッシュ」を
クールタイムごとに使用することでバフスキルの持続時間を延長させる。

また、各種速度が上昇する「大天使の祝福」、物理/魔法ダメージを低減する「聖なる光」、移動速度が大幅上昇する「エディフィケーション」を
クールタイムごとに使用してパーティメンバーの操作性をサポートする。

ディーリングタイムなど一斉攻撃のチャンスには「勇猛のアリア」を使用して、
範囲内の味方の力/知能、物理/魔法/独立攻撃力を底上げして瞬間火力をサポートできる。

パーティメンバーの蘇生(復活)は、クルセイダー男とは逆に、死亡後に7秒間の猶予ができるため、
その間に「復活」スキルを使用すると、一定範囲内の複数の味方を同時に蘇生することができる。

その代わり、ダンジョン内での「復活」スキルの使用回数は2回までとなっている。
(ちなみに、クルセイダー男の生命の源泉は13回使用可能)


【エンチャントレス】

パーティメンバーから1人を選んで大幅強化することが得意なバッファー。

クルセイダー女と同様に、知能ステータスを参照してバフスキルの効果が上昇する。

クルセイダー女と同様、パーティメンバー全員や特定範囲の味方全員にバフをかけることができるが、
バフスキルの「偏愛」でパーティメンバー1名を指定すると、
そのパーティメンバーは他のパーティメンバーと比べて15%~20%程バフの効果が高くなる。

これは、パーティメンバーの中で一番強い仲間を、さらに強くすることでパーティ全体の火力を上げるというコンセプトのバッファーである。

立ち回りの基本は、「禁断の呪い」と「偏愛」を最初にかけておく(効果時間120秒)。
後は、各種速度が上がる「ホットな愛」(効果時間12秒)と、力知能/物魔独攻撃力が上がる「ディスティニーパペット」(効果時間10秒)を、
なるべく効果が切れないように定期的に使用する。

ただし、上記スキルは「呪い人形スタック」を消費するため、連発はできない。
呪い人形スタック」を貯めるには、「ハーベスティング」「苦痛の庭園」「愛の展示」スキルを使用する必要がある。

そのため、「ホットな愛」「ディスティニーパペット」バフをかけ続けるためには
定期的にスキルで攻撃をしなければならず、少々忙しい。

パーティメンバーの蘇生(復活)は、クルセイダー女と同様に仲間の死亡後7秒以内に「永久なる所有」スキルを使用することで可能。
ただし、蘇生にも「呪い人形スタック」を使用するため、呪い人形スタックが0のときは蘇生ができない。
1ダンジョン内での使用可能回数は4回まで。


比較結果

クルセイダー男/女、エンチャントレスのメインとサブでそれぞれバフ力を計測し、表に現した。


項目説明

中央列の「1人」はパーティメンバー1人にバフをかけた時の力知能、物魔独攻撃力の上昇量を表していて、
右列の「3人」は4人パーティーを組んだ時を想定して、クルセイダーの場合は「1人」の3倍、
エンチャントレスの場合は、偏愛あり1人+偏愛なし2人でステータスの上昇量を合算した。

「1人」「3人」列の内訳になっている「常時」は、通常のバフスキル+Lv50パッシブスキルやクルセイダー男のクロスクラッシュ、
クルセイダー女のグランドクロスクラッシュによる力知能および物魔独攻撃力増加を合算
している。

「ディーリング時」は、クルセイダー男は「常時」と同じだが、クルセイダー女は「勇猛のアリア」、
エンチャントレスは「ディスティニーパペット」といった、効果時間が短いがステータス上昇効果のあるバフスキルを合算している。

「覚醒時」は、「ディーリング時」に加えて1次リンク真覚醒での力知能上昇を加算している。
※クルセイダー男は、通常の立ち回りに準じて2次覚醒「ディバインパニッシュメント」で体力/精神を底上げした上でのバフ力計測値になっている。


考察

薄緑色の網掛け部分の「覚醒時」を見る限り、多少の名声値の差はあれど、
基本バフ、ディーリング用バフ、覚醒バフをすべて合算すると、
クルセイダー男/女、エンチャントレスのいずれも大きな差はない。

薄青色の網掛け部分の「ディーリング時」も同じく、
名声値の高いクルセイダー女が若干数値が高いがほぼほぼ近しい値になっている。

最後に、薄黄色の網掛け部分の「常時」では、エンチャントレスがクルセイダー男と比べると2割程低くなっている。
クルセイダー男よりも1万程名声値の高いクルセイダー女も、クルセイダー男と比べると劣る。

つまり、クルセイダー女は「勇猛のアリア」を、エンチャントレスは「ディスティニーパペット」を常時切らさないようにすることで、
クルセイダー男の2次覚醒「ディバインパニッシュメント」で体力精神を底上げした状態の常時バフと同等になると考えてよい。


結論

どのバッファーも同じ装備をして、適切なスキル運用をしていれば、ほぼ同等のステータス上昇が可能である。

今回の筆者の問題点は、エンチャントレス自体が弱いのではなく
「ディスティニーパペット」を切らしてしまっていた自分の立ち回りが弱さの原因だった。


最後に

今回の結果から一見、男クルセが楽なように見えるが、「ディバインフラッシュ」のクールタイムをある程度減少させておかないと、
2次覚醒「ディバインパニッシュメント」の体力精神底上げの維持が難しい。

一方で女クルセも「勇猛のアリア」のクールを下げて、なるべく常時発動できるようにすべきだし、
エンチャントレスは「呪い人形スタック」に気を配りながら「ディスティニーパペット」を切らさないようにしなければならない。

最大バフを目指すのであれば、三者三様に立ち回りの難しさがある。

とにかく装備を強くするのも大切だが、立ち回りを見直すのも大切だと自覚した考察であった。

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