アラド戦記推奨24ボタン搭載ゲームパッド[JC-DUX60BK]レビュー
画像の引用: アラド戦記公式サイト 24ボタンを搭載した高性能ゲームパッドなど3種類のエレコム社ゲームパッド推奨のお知らせ
アラド戦記が推奨する24ボタンゲームパッドを購入したので、使用感などをレポートしようと思う。
“推奨”といいつつ、公式サイトの左側メニューの推奨ゲームパッドのところにはリンクが無いけれども。
もくじ
- まえがき
- ボタン設定例
- JTK.cfgダウンロード
- 使用感
- あとがき
まえがき
ELECOM公式 JC-DUX60BK
ELECOMの公式サイトによると、JC-DUX60BKの標準価格は¥9,580 (税込)とのこと。
しかし、Amazonでは新品¥2,800(税込)前後で購入できるため、購入してみた。
以前はサンワサプライのゲームパッド[JY-P70UR][JY-P70UBK][JY-P70UBS]を使用していた。
Amazonでの価格は新品で¥2,000(税込)前後だったが、今はメーカーが生産を終了していて、価格が上がっている。
アクションゲームで使いやすいゲームパッドの条件は、ボタンの多さとボタンの押しやすさだと個人的に思っている。
サンワサプライのゲームパッド[JY-P70U*]は右側にボタンが6つ配置されていることが特徴で、
PS2コントローラーで言うSTARTボタンやSELECTボタンが、コントローラー右側に配置されている。
ボタンの多さではPS2コンと変わらないのだが、右手の親指の可動域内に6つのボタンがあることで、
アラド戦記のスキルキーの割当をした時のキャラクターの操作性(スキルの発動のしやすさ)が格段に上がるため気に入っていた。
しかしながら右側6ボタンデザインのゲームパッドは、あまりメーカーから発売されておらず、種類が少ない。
メーカーが生産終了すると右側4ボタンの普通デザインのゲームパッドに変えなければならなかったのだが、
今回の、ELECOMの[JC-DUX60BK]は右側に8ボタンがついているため、乗り換えも検討しつつ購入してみた。
ボタン設定例
JoyToKeyでボタン同時押しキーを使用可能にする
[JC-DUX60BK]のボタン設定は専用のドライバ・ユーティリティで行うことが出来るが、
ボタン同時押しで別キー割り当て(例:PSコンで言うL1+△ボタン)を設定できる。
JoyToKey(以下JTK)というフリーソフトのユーティリティを使用している。
コントローラー上部の設定
赤色で囲っているボタンは、スキルキーなどダンジョン内での使用が多いキーを割り当てている。
緑色で囲っているボタンは、ダンジョン内でも街でも使用するユーティリティ系のキーを割り当てている。
<十字キー[↑,↓,→,←]>
アラド内のキーコンフィグは使用せず、JTKで矢印キーを設定する。
<右側: 1~4ボタン>
複数のキャラ(職)で共通して使用するボタンである通常攻撃、スキル1、スキル2、ジャンプを押しやすい位置に設定する。
<左スティック、右スティック>
JTKでは左スティック、右スティックを十字キーの様に上下左右で入力を識別して、それぞれにキーを設定できる。
プレイヤーが誤って斜めに入力したときに↑キーと→キーが同時に入力されたと認識され誤爆が多くなるため、
基本的には↑入力、↓入力のみ設定して←入力、→入力は設定しない。
また、JTKのボタン同時押しで別キー割り当て機能を使用して、L1+↑でアイテム1、L1+↓でアイテム3を設定し、
左右のスティック操作のみでアイテムショートカット1~6を設定している。
アイテム1:L1+右スティック↑
アイテム2:右スティック↑
アイテム3:L1+右スティック↓
アイテム4:右スティック↓
アイテム5:左スティック押し込み
アイテム6:右スティック押し込み
左スティックの↑に設定したアイテムインベントリや、↓に設定したESCキーは、
ゲームパッド+マウス操作でダンジョン内でアイテムインベントリのアイテムを使用したり、
装備インベントリの装備を付け替えたりすることを想定している。
例:左スティック↑(インベントリ開く) ⇛ マウス右クリック(使用/装備) ⇛ 左スティック↓(インベントリを閉じる)など。
<左側:17~20ボタン>
十字キーの左右にボタンが付いているため、キャラクターを移動させながら押すということが難しい。
そのため、ユーティリティー系のキーを設定している。
F10~F12:
ダンジョンクリア後に再挑戦、他のダンジョンに挑戦、街に戻るをゲームパッドのボタン入力でできる。
ちなみに、シナリオダンジョンの場合は、Spaceキーを押すことで再挑戦が可能。
専門職業:
解体師など街に戻ってから自分の解体機で装備分解をする時に使用。
<右側:21~24ボタン>
1~4ボタンの左右にボタンが付いており、キャラクターを移動させながら押すことができるため、
スキルキーを設定することでスキル発動がし易い。ただし、個人的に押しにくく感じたので別のキーを割り当てている。
Enter:
基本的にSpaceキー=決定キーとしてアラドのUI操作が出来るはずだが、たまにできない機能もあるため設定。
会話マクロ1:
アラド戦記のコンフィグで会話マクロ1に「//IOUT」を設定しておけばアイテム回収時間が省略できる。
※//IOUTはダンジョン入場毎に1度使用出来る隠しコマンドのようなもので、散らばったアイテムを1箇所に集められる。
装備オプション発動キー:
一部のエピック装備は装備オプション発動キーで任意のタイミングで効果発動するものがある。
ダンジョンマップ:
シナリオダンジョンでボス部屋までの最短ルートを確認するときに使用。
コントローラー背面部の設定
<左側:ボタン5>
JTKのjoystickの一時切り替え機能を設定する(上記でL1として表記していたボタン)
これを設定することで、ボタン同時押しで別キー割り当て(例:PSコンで言うL1+△ボタン)を設定できる。
例えば、ボタン14だけを押すとスキルスロット2のスキルが発動するが、
ボタン5とボタン14を同時押し(ボタン5を押し続けている間(ホールド中)にボタン14を押す)でスキルスロット6のスキルが発動する。
<左側:ボタン6 右側:ボタン7>
比較的押しやすい位置のボタンのため、ダンジョン内で使用頻度がある程度高いキーを設定。
<ボタン8~ボタン14>
左手、右手の人差指でボタン押下ができる押しやすい位置のボタン。
PS2コンと違うのは、L1、L2、R1、R2の4ボタンではなく、細かくボタン位置が区切られている。
初めは誤爆も起きると思うが、慣れていけばボタン位置を把握でき、押し分けられるため、スキルショートカットを設定した
コントローラー上部の設定(joystick2)
<ボタン5 + ボタン1~4>
上述したコントローラー背面部にあるボタン5を押しながら、1~4を押すことで拡張スキルスロットのスキルを発動できる
JoyToKeyのコンフィグファイルダウンロード
上記のキー設定をしたJTKのコンフィグファイルを以下のリンクからダウンロードできるようにしておいたhttps://drive.google.com/file/d/0B_j_cO9gvfgdaE8zMlgtZlhxRXc/view?usp=sharing&resourcekey=0-aaITsEPMpJLTQZNjigTGtQ
リンク先を開いてダウンロードボタンを押下するとARAD.cfgがダウンロードできる。
ダウンロードしたファイルをJoyToKey.exeがあるフォルダに格納して、JoyToKeyを再起動すれば使用できるようになる。
使用感
総評
ボタンが多いためX、Z、C、Space、スキル1~6、拡張スキル1~6をすべてボタン設定できるため、
キャラクターの操作性はかなり高い。購入してからまだ数時間しか使用していないため、耐久性は未知数。
コントローラーのサイズはWiiUのProコントローラーやPlayStationのDUALSHOCKとほぼ同じサイズのため、個人的には持ちやすかった。
グリップ部分は手にフィットするような形で作られており、手の平が痛くなることはなかった。
細かい所感
<上部:十字キー>
どちらかというとボタンが柔らかい。
硬い十字キーに慣れている人はややダッシュがやりにくいかもしれない。
<上部:ボタン1~4>
結構しっかりしている。柔らかすぎず硬すぎず、ボタンを押したという感覚もある。
<上部:ボタン17~24>
ボタンのサイズ(ボタンとして押し込める部分)は比較的小さい。
上下のボタンとの間隔も狭いため、親指で押すことを想定すると同時押しによる誤爆が起きやすい。
ある程度は慣れだと思うが、個人的には上記の感覚があったため、スキルキーの設定候補からは外した。
<左スティック、右スティック>
どちらかというと柔らかい。
そのため、スティックの押し込みをするときに誤って↑や→などのスティック入力が起きる可能性はある。
(個人的には、押し込みには慣れたことと、アイテム5、6はあまり使わないので特に気にならなかった)
Amazonのレビューではスティックの入力が過剰に反応していることが指摘されているが、
JoyToKeyではスティックの入力しきい値(※)を設定することで、過剰反応分は無視できるためあまり気にならなかった。
※入力の遊び。例えばスティックを10%倒しただけでは入力を無視するといった機能のこと。
<背面部:ボタン5~14>
ボタンは硬すぎず柔らかすぎずちょうどよい。
ボタン部が縦に3階層、横に2階層ずつ分割されており、押しやすい・押しにくいは個人によると思う。
ちなみにボタン13、ボタン14はPS3やPS4のコントローラーのようにトリガータイプとなっている。
また、子供や女性など手が小さい人は内側のボタン(6,7,10,11)が若干押しにくいかもしれないが、
WiiUのProコンやPSコンとサイズはほぼ同じため、Proコン・PSコンでL1、R1の内側ボタンが押せるくらいの
手の大きさ(指の長さ)があれば特に押しづらさは感じないと思う。
(Nintendo new3DSのZR、ZLボタンよりは押し分けがしやすかった)
ボタンの外側、内側で押し分けなければならないが、慣れれば誰でも出来るはず。
<USBケーブル>
コントローラーとPCをつなぐUSBケーブルはこたつのケーブルのような材質でケーブルがコーティングされている。
どちらかといえば柔らかい素材のケーブルのため、ケーブルが硬くて邪魔になるといったことはなかった。
あとがき
以前からサンワサプライの右側6ボタンのゲームパッドに慣れていたため、生産終了したときはどうしようかとと思っていたが、
ELECOMの24ボタンに乗り換えてみて数時間使用した感じだと割りと良い買い物ができたなとは思う。
あとは耐久性がどの程度のものか、継続して使用しながらウォッチすることになるとは思うが、
¥3,000前後であれば半年~1年くらい持てばまぁいいかなという感覚(月額¥250~¥500)。
特殊なボタン配置のため万人受けするようなコントローラーではないが、使い続ければボタン配置には慣れるし、
なにより24ボタンというボタンの多さと押しやすいボタンが多い(特に背面部)のことを考えれば、今後も使っていこうと思えた。
ゲーム初心者です。1週間前位にELECOM JC-DUX60BKを購入しました。ですが、各キーのタスク割り当てがわからずトホーに暮れていました。色々検索して設定をわかりやすく説明しているサイトが見つからずどーしたもんかと思ってました。今日また検索してみたらこのページが見つかり早速JoyToKeyと設定ファイルをダウンロードさせてもらいました。ほんとに助かりました。ありがとうございます。
返信削除返信遅くなりましたが、お役に立ててよかったです。
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