アラド戦記 左クリックでカクつく現象の対処法


ARAD.cfg


4月25日実装の革新から左クリックすると画面がカクつく現象が多くのユーザーから報告されています。
ネット上の掲示板やフォーラムによると、ARAD.cfgというファイルの肥大化が原因だそうです。

本稿ではこのカクつきに対する対処法などを述べたいと思います。



ARAD.cfgとは


本来ARAD.cfgはコンフィグ(設定)ファイルと呼ばれ、設定したオプションなどを記録しておくファイルです。
例えばウィンドウのサイズやウィンドウの表示位置、自動的にログインするサーバーなどの項目があります。

前回のサーバー選択時に選択したサーバー(例えばディレジエ)を記録しておき、
次回起動時に、自動的にディレジエサーバーのチャンネル一覧を表示させるという方式で使います。

ARAD.cfg肥大化の仕組み


本来コンフィグファイルは設定を変更した時に、その変更した値をファイルに書き込むものですが、
現状ではそのシステムにバグがあり、変更をしていないのにファイルへ書き込みがされています。

つまり、アラド戦記で左クリックをする度に変更値が書き込まれていき、ARAD.cfgのファイル容量がどんどん大きくなっていくようです。

ちなみに左クリックすると書き込まれる値は以下の3つです。

CONFIG_WORLD_MINIMAP_LASTPOS_X=613
CONFIG_WORLD_MINIMAP_LASTPOS_Y=29
CONFIG_WORLD_MINIMAP_LASTSCALE=7

アラド戦記の画面右上に表示されているミニマップの画面内での表示位置(X,Y)と、ミニマップの表示倍率の3つが左クリックするたびに書き込まれていきます。

ちなみにTABキーを押すことでミニマップの表示を消すことができます。
ミニマップを非表示にしている間はこの3つの値はARAD.cfgに書き込まれなくなり、左クリックをしても画面がカクつくことはありません。

この現象への対処法


2012年6月19日現在、この現象への有効な対処法はありません。
ただし、ある程度ARAD.cfgの肥大化を抑えられる方法はあります。

① Tabキーを押してミニマップを非表示にする
先述の通りミニマップが非表示の際には左クリックでARAD.cfgにデータが書き込まれません。
ミニマップ非表示の最中にクエスト完了通知などの通知アイコンが表示されなくなりますが、
現時点でARAD.cfgの肥大化を抑える方法としては効果的です。

② ハンゲームからアラド戦記を起動する
私の環境で確認できたのですが、ハンゲームから起動した際には左クリックでARAD.cfgにデータが書き込まれることはありませんでした。
おそらくこのコンフィグファイルへの書き込み不具合はNEXONからアラド戦記を起動した場合のみの起こる現象だと考えられます。

とはいえ、すでにNEXON IDでアラド戦記を遊んでいるプレイヤーがハンゲームにキャラクターを移動させることは不可能なので、あまり有効な対策とは言えません。

③ ARAD.cfgを定期的に削除する
簡単にいえばARAD.cfgの初期化を行うということです。
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\LocalLow\DNF\にアクセスしてARAD.cfgを削除します。

この状態でアラド戦記を起動するとARAD.cfgが新しく作成されます。
もちろん、ウィンドウサイズなどの設定は初期化されますが左クリックによるカクつきはなくなります。

ただし、依然として左クリックを押す度にデータが書き込まれるためARAD.cfgの容量は徐々に増加します。
左クリックで画面がカクつくようになったらARAD.cfgを削除して初期化し、また画面がカクつくようになったらARAD.cfgを削除して・・・と定期的にARAD.cfgを初期化する必要があります。

ARAD.cfgへのアクセス方法

C:\Users\[ユーザー名]\AppData\LocalLow\DNF\
※[ユーザー名]にはパソコンにログインしているユーザーの名前が入ります。

ちなみにスタート(ウィンドウズ)ボタンを押してユーザー名をクリックすると
C:\Users\[ユーザー名]\
にアクセスすることができます。
ここからAppData→LocalLow→DNFと進んで行ってもARAD.cfgを見つけることができます。

また、AppDataフォルダは隠しフォルダとなっているので、パソコンの設定によっては隠しフォルダを表示する設定に変えないとAppDataフォルダは表示されません。

隠しフォルダを表示する方法


フォルダーのツールバーから整理をクリックして、フォルダーの検索とオプションをクリックします。


出てきたウィンドウのタブを表示に切り替えて、隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示するをクリックしてOKボタンをクリックします。

これでAppDataフォルダなどの隠しフォルダが半透明のアイコンで表示されるようになります。

あとはAppData→LocalLow→DNFとアクセスしていきARAD.cfgを削除します。



上記の方法はWindows7での方法となります。
WindowsXPやWindowsVistaの場合は多少方法が異なると思います。

NEXONから起動すると前回ディレジエサーバーを選んでいても起動時にカインサーバーのチャンネル一覧が表示されたり、メールを送ったときにキャラクター名の履歴が表示されなかったりなどコンフィグファイル関係の不具合で色々と不便ですね。

早くこの不具合が直ることを祈るばかりです。

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