Act6「熱・血・本・能」でのバーサーカー改変について

新スキル：渇き

6月29日に実装されたAct6「熱・血・本・能」にて、ついにバーサーカーに改変がありました!詳細はアラド戦記公式サイトで確認してもらうとして、大きな変化は新スキル「渇き」の実装です。
その代わりに旧スキル「サクリファイス」が削除されます。

プレイスタイル
今回の改変、とりわけ渇きスキルの実装で変化するのはバーサーカーのプレイスタイルです。今までのスタイルは暴走やサクリファイス、狂乱の宴などで力を底上げして戦うといった感じでした。

しかし、渇きスキルの実装により出血状態の敵に対して使う一部スキルの威力が大幅上昇します。つまり、今まではHP回復や狂乱の宴の火力底上げになっていた出血状態変化が、レイジングフューリーやアウトレージブレークなどの大技の火力を上げる要素になってきます。

また、暴走とサクリファイスは効果が重複（同時発動）できませんでしたが、暴走と渇きスキルは効果が重複します。

ちなみにLv70で取れる最大の渇きスキルレベルはLv12で、出血状態の敵に対してレイジングフューリーの威力が12%、アウトレージブレークの威力が20%も上昇します。また、ブラッディーレイブで拘束した敵から大量にHPを回復することができ、Lv70で習得可能なバーストフューリーをスキルボタンを押し続けなくても最大時間まで血柱が続きます。

欠点
渇きスキルの欠点を上げるとすれば①サクリファイスと比べ攻撃速度上昇がない、②HPの消耗が激しい、といったところでしょうか。

まず、攻撃速度上昇がなくなるのは、今まで暴走MサクリMのいわゆる無限暴走型だったバーサーカーにとっては操作性が変わります。

しかし、Act6から大剣によるヒットストップが減少（攻撃がヒットした時のプレイヤーの硬直時間が短縮）し、改変前よりも大剣がサクサクと振り回せるようになっています。また、熱帯魚や記章称号などの加速称号で速度を補ったりするのもいいでしょう。

2つ目に、渇きスキルの使用にはMPではなくHPを消耗するのですがその消耗値が大きいことが欠点として言えます。消費するHP量は一律12%で40秒のクール毎に渇きスキルを使っていくとあっというまにHPが減っていきます。

もちろん、渇き効果中はフレンジによるHP吸収量も増加しますが、敵から受けるダメージも考えると40秒ごとにHPの12%分を吸収するには難しいと思います。

改変後のスキル考察
今回の改変、渇きスキルのポイントは①出血状態の敵に対して火力アップ②HPの維持が難しい、といった2点です。この2点を重視してバーサーカーのスキルを評価すると以下のようになります。

・ゴアクロス
改変により追加攻撃後の硬直が減少し火力がアップ。断然使いやすくなった。またスキルLv30では出血確率50%とまあまあでフレンジのクール減少効果もありクールが2.2秒と短い。

・崩山撃
改変により攻撃力は減少したが衝撃波部分の火力は上昇。スキルLv28で出血確率105.3%と100%オーバーでかなり高い。渇き効果中に敵集団に使って血柱やアウトレージの火力上昇を狙える。

・ダイハード・血十字
HP回復スキルと残りHPが少ない時に力と回避率が増加するスキル。渇きによってHP維持が難しくなったので個人の判断でどちらかを習得するのをすすめる。また、ダイハードスキルは今回改変によってHPの回復量が大幅増加。スキルレベルMax+Exパッシブで約7,000近く回復できる。また、Exパッシブで力も上昇。

・狂乱の宴・段空斬
今回の改変で段空斬強化の火力減少が適用され段空斬の火力ダウン。とはいえ5回斬りの火力はいまだ高い。基本的に両方M振り可能だが、ブラッディレイブや覚醒アクティブなど、習得SPが多いスキルをM振りする際は取捨選択に迫られる。

・フレンジ，暴走，渇き，レイジングフューリー，アウトレージブレーク
M振り必須スキル。

・ブラッディレイブ
Lv1なら集敵として、LvMaxまで取れば火力スキルとしても使える。また、渇き効果中にはHP回復スキルに変化。スキルの出が遅く敵の攻撃にスキルを潰されやすいのと習得SPが1レベルあたり50SPと高いのが難点。とりあえずLv1あれば問題ない。

・鮮血の記憶
スキルレベルの上昇にともなって出血レベル（出血確率）が上昇。フレンジやゴアクロス、崩山撃の出血確率を上げることができる。また出血した敵集団にレイジングフューリーをする際には、力増加効果による火力アップも狙える。

・エクストリームオーバーキル
改変により新たな追加効果「特殊出血状態」が追加された。特殊出血のおかげで火力としては許容範囲内になってはきたが、まだまだ使いにくさは残る。最大で普通の覚醒の威力、最低でダメージ0というスキルになっている。0かMの2択。

・その他細かいスキル
烈波5c、アッシュフォーク1、武器マスタリーMは習得しておいた方いい。

まとめ
今回の改変でスキル需要が上がったのは間違いなく「崩山撃」でしょう。高い出血確率・広い攻撃範囲はまさに渇きスキルと相性抜群。衝撃波の火力も上がり出血のためだけではなくダメージソースにも。また、今後実装される予定のEx崩山撃（パッシブ）による火力上昇でさらなる成長を遂げるかもしれません。

そして、HPの維持が苦手な人はダイハードスキルが、得意な人は血十字スキルがおすすめです。EOKやダイソンなどの高SPスキルを取るという人は段空斬か狂乱の宴を削ってSPを確保しましょう。その他のバーサーカースキルはほとんどが重要なスキルへと変わりました。

今回の改変が本家DNFに実装された時には「強いプレイヤーはさらに強くなったが、弱いプレイヤーはもっと弱くなったのではないか」という意見があったそうですが、確かに以前より死のリスクは高まっていると思います。もちろんそれでいてハイリターンならいいのですが、正直言ってそこまで高火力かというとそうでもないです。

ですが崩山撃やダイハードなどバーサーカースキルが輝くようになり、以前よりハイリスクハイリターンなキャラクターに変わったのは違いありません。

倉庫番となってしまったあなたのバーサーカー、今回の改変を機にを動かしてみてはどうでしょう。